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鳥と鳥居の古版画[日記] 2017/06/09

類例すら出てこない。
何を表しているかも判らない。

東北のウブ荷のなか、和本の表紙として再利用されていたものである。
ゆっくり慎重に剥がせば、真ん中の谷折りの部分こそ弱ってしまっているが、
四隅大きく欠損もなくその姿を顕してくれた。

向かい合う二羽の鳥の間に大きな壷、形状は茶壷のよう。
画面中央には鳥居。その中に切り取られたように瓦葺きの建物。
寺社の造りとは違う。
鳥の背中に宝珠があるので、護符には違いないのだろうけど。

 寸法 26×31センチ(売約済み)