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横浜長者町[日記] 2017/12/11
　
昔からの長谷雄堂のお客さんでもあり、長年の友人でもある横浜のYさんから「勤めを辞めた」と聞かされた時にはびっくりしました。
ジャズやら山やら多趣味であり、且つそれぞれに造詣が深く、つまり人生を楽しむ術を知っているYさんがこれからどうするのかを興味深く見ておりましたが、
先日横浜長者町にカフェを開いたとの知らせを聞き、師走の一日、開店祝いを兼ねそのお店『shelter people cafe』に伺いました。

古いビル、とは聞いてましたがまさに昭和臭がプンプンの雑居ビル。
探偵物語か林海象かといったところ。
地下の一番奥のドアを、ここでよいのか？と躊躇しながらあけると…この世界。
ギャップが上手く効いています。
非日常の中にある更に常ならぬ空間。一周廻った螺旋階段、どうやら別の次元に来てしまったような眩暈を感じます。
五席だけの小さな場所ですがその世界はかなり広いものです。
野毛の呑み屋街のなかのまさに避難小屋です。

shelter　people